Pt900、K18スフェーンネックレスをオーダーメイド制作
- faloorafe
- 2024年8月26日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年9月17日
ども、彫金工房Falò-orafeの淺野一です。
今回はPt900、K18 を使ったスフェーンのオーダーメイドネックレスを制作させて頂いた作業風景をご紹介します。

↑「使用したスフェーン」
↑「このスフェーンめっちゃキラキラしてます」
使用した宝石の名前は「スフェーン(sphene)」
半貴石でモース硬度「5~5.5」
チタンを含む鉱物で鉱物名「チタナイト」和名「チタン石」
上質なスフェーンはファイアと呼ばれる輝きがとても強く
その輝きはダイアモンド以上とも言われます。
反面モース硬度が低く、刃物で傷がついてしまいます。
割れやすい特徴もあっていわゆる職人泣かせの宝石ですね。
このスフェーンは私の個人的なコレクションからお見せした中で
どうしてもこれがいいと言うことでご依頼頂きました。

デザインはシンプルなネックレス
スフェーンの輝きが強く豪華なので、装飾は必要ないというお話にまとまりました。

ただ、正面から見た時の装飾はいらないけど
少しはオリジナリティが欲しいということで、ネックレスのペンダント(石座)部分
側面の空間に唐草の模様を透かしで施しました。
↑「溶接風景、ネックレスを通すバチカンも併せて溶接します。」
ペンダント本体の貴金属はPT900
透かしの唐草装飾、ネックレスチェーンを通すバチカンはK18
スフェーンはグリーン系の石なので
K18イエローゴールドだと同系色でスフェーンがぼやけると思いプラチナをメインに使用しました。
唐草とバチカンはアクセントにK18イエローゴールドにしてワンポイントに

↑「スフェーンのネックレス、ペンダント石留め前」
溶接が終わり、形状を整えていよいよ石留め
スフェーンが割れないように、そして最終の磨くでカットが丸くないように
このスフェーンが割れたら、もう同じクオリティのスフェーンは同額で手に入らない可能性が高い。



↑「完成したPt900、K18、スフェーンネックレス」
仕上がりは正面から見たときはシンプルに
バチカンはネックレスチェーンが交換可能なサイズ
側面から見た時のK18で作った唐草が繊細でエレガントな仕上がりになりました。
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